マガジンのカバー画像

X - tainment マガジン

45
世の中の様々なムーブメントや企業などの取り組みから『 〇〇 × エンタテインメント』的視点で「ゲーミフィケーション」や「行動経済学」を用いて考察していきます。企業で働く新規事業担…
運営しているクリエイター

#UX

「健康経営」をゲーミフィケーションの観点で考察してみた

セガ エックスディー プロダクトマネージャーの黒田です。 最近、私はジムに課金しつつも通う回数が減ってきていることに課題を感じています。。。そこで今回は、「自分自身がどうやったらジムに通えるようになるのか(通いたくなるのか)」という視点で、近年注目されている「健康経営」というテーマを取り上げ、ゲーミフィケーションの観点で考察していきたいと思います。 この記事で分かること ・健康経営とは ・健康経営における“運動”の課題は何か ・ゲーミフィケーションとは何か ・ゲーミフィケ

既存顧客を大切にするマーケティング手法「ファンベース」とは?

こんにちは!セガ エックスディー プランナーの松尾です! 今回は「ファンベース」について解説していきます。 皆さんは、何かのファンになった経験はありますか? スポーツやアイドル、食品から服のブランドまで、なにかしら熱中した経験がある方は多いと思います。 そんな「ファン」が、今後のマーケティング戦略の重要な要因としてフォーカスされています。 「ファンベース」とは? 企業やブランドなどが、自社に愛着を持っているファンを大切にし、ファンを基盤としたマーケティング戦略を立てること

コロナ禍の反動でより顕著になった『オーバーツーリズム』を解消するためには?

セガ エックスディー プロダクトマネージャーの黒田です。 今回は、昨今注目が集まっている「オーバーツーリズム」について解説したいと思います。 オーバーツーリズムとは? オーバーツーリズムとは、特定の観光地において、観光客が過度に増えることで騒音やポイ捨てなどのマナー問題や混雑化によって自然環境や地域住民の生活環境、観光客の観光体験に悪影響を与える状態のことです。 オーバーツーリズムが注目されている背景「昨今注目されている」というより、正確には昔から存在していた問題であり

教育現場にイノベーションを起こす「エドテック(EdTech)」とは?注目の背景や具体的な事例も紹介

セガ エックスディーの松尾です。 皆さん、エドテックってご存じですか?   エドテック(EdTech)は、Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語です。 教育分野において様々なテクノロジーを用いることにより、学びを支援する仕組みやサービスを指します。 類似語としてICT教育やeラーニングなどが挙げられますが、エドテックはテクノロジーの力で教育にイノベーションを起こす取り組み全体について指す言葉となっています。   十数年前から注目されていた言

組織の生産性向上に必要な『セールスイネーブルメント』の効果を最大限発揮するためには?

セガ エックスディー プロダクトマネージャーの黒田です。 今回は、昨今注目が集まっている「セールスイネーブルメント」について解説したいと思います。 「セールスイネーブルメント」とは?ー セールスイネーブルメントは、テクノロジーを活用して売上を上げる仕組み作り、営業人材を育てる仕組みなど、「組織全体で行う、売上を最大化するための営業組織の強化や最適化の取り組み」を一括りにまとめたものです。 ■ セールスイネーブルメントが求められる背景日本では現在少子高齢化により、就労人口の

世界的な社会課題を解決する可能性を秘めた『フードテック』とは?

こんにちは!セガ エックスディー プランナーの金谷です。   今回は、世界中の食に関する課題に対する打ち手として注目を集めている「フードテック」について解説したいと思います。   フードテック市場は世界的に急拡大しており、食品や飲食業界のみならず、家電メーカーや住宅設備メーカーといった異業種も注目するビジネストレンドとなっています。 ■ フードテックが注目を集める背景人口増加による食料需要の増大や、SDGsへの関心の高まりにより、世界における食に関する課題が顕在化してきまし

地域振興で広がるゲーミフィケーション活用

デジタル技術とゲーム要素を駆使して地域の魅力を引き出し、地域振興や経済活性化を図る取り組みとして、ゲーミフィケーションが活用されるケースが増えています。今回は、それらの事例をピックアップしてご紹介します。それぞれの事例が地域住民と訪問者の両方にとって魅力的な体験を提供し、地域の発展に寄与しています。 それでは、さっそく見ていきましょう。   地域振興におけるゲーミフィケーション活用の具体事例1. 「大阪城トライアスロン」をメタバースで再現しイベントの魅力を発信 大阪城の東

ロイヤリティ向上のカギを握る『パーソナライゼーション』が『CX(顧客体験)』に与える影響とは?

セガ エックスディー ビジネスプロデューサーの矢口です。 今回は、日経クロストレンド「今後伸びるビジネス2024年上半期」でも取り上げられた「パーソナライゼーション」について解説したいと思います。 消費者一人ひとりが自分の趣向に合わせて形や色を選べたり、体質などにマッチするようカスタマイズできたりと、ここ数年パーソナライゼーションが可能なサービスが増えています。 パーソナライゼーションが求められる背景デジタル技術の進化は2024年も続き、ビジネスプロセスの自動化やデータ駆

【B=MAT】だけじゃない!フォッグモデルを真に理解するための2つのカギ

[B=MAT]という方程式をご存じでしょうか。 ユーザーの行動(Behaviour)は、 ・モチベーション(Motivation) ・能力(Ability) ・きっかけ(Trigger) の3つによって決まる。 という、シンプルながら非常にパワフルな、行動デザインのフレームワークです。 フォッグモデルと呼ばれるこの方程式は、UXデザインに携わる多くの人に活用されています。行動デザインを考える上でもっとも役に立つフレームワークのひとつだと言っても過言ではないかもしれません。