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リテールテインメント導入パターンとコストの壁

こんにちは、田岡と申します!企画や開発の部長として、主にゲーム要素の強い案件を担当することが多いです。

前回記事で、リテールテインメントのアプローチの1つとして「既存施策へのゲーミフィケーションの取り入れ」を紹介しましたが、
今回は弊社が関わったゲーミフィケーション事例の紹介や導入コストなど具体的な内容まで踏み込んでお話できればと思います!



エンタテインメントを取り入れた導入パターン


前回記事にて触れた、チェックインや非金銭インセンティブに関連し、弊社が関わったものや、お問い合わせの多いものを紹介します。

【パターン①】チェックイン

お問い合わせで最も多いジャンルの1つになります。
実際に店舗をお持ちの企業から、店舗回遊や来店促進としてご相談を受ける機会が多いです。

実際の取り組み事例では、メインのゲーム要素(キャラクター育成や街づくり)を盛り上げるために、店舗に来店してゲーム内の限定アイテムやゲーム内ポイントを獲得し、ゲームサイクルが回るというモデルを採用しています。

【パターン②】キャラクターブランディング

乙女系と呼ばれるものやドット絵風、王道のキャラクター制作など多岐にわたりますが、パターン①の効果として紹介した来店促進を含め、既存と異なるターゲット層の獲得や、継続的な利用者(ファン)の獲得といった課題解決の方法としてご提案することが多いです。
それぞれ具体的には以下のような形です。

既存と異なるターゲット層の獲得

男性が主な顧客のサービスで女性も顧客化していきたいという課題に対し、
イケメンキャラクターを制作し、有名声優を使用したことで、これまで獲得できなかった新たな客層を獲得することに繋がっています。

親しみ”や”愛着”からのファン化

キャラクターの活用は、表現に制限がなく、発信しにくいことを代弁してくれるメリットがあり、ターゲットユーザーに合わせたキャラ設定を行えます。
例えば、ワガママな性格も可愛らしい見た目のキャラクターが発言すれば、ちょっと手が焼ける可愛い子というような立ち位置を確立できます。

商品ではなくキャラクターを好んでもらうことにより、継続的なファンを醸成させる手法です。



苦手なものを前向きに取り組める仕組み

・勉強が苦手な人が、ゲーム的な体験を通して勉強をどんどん進める。
・ハミガキが嫌いな子供が、ゲーム的な体験を通してハミガキを行なう。
・ゲームをプレイしている間に、実はアンケートに回答していた。

これらはゲーミフィケーション施策において、実際に行われた手法です。
苦手なものをゲーム的な要素に置き換えることで、より楽しむことができたり、気づいたら終わっていたりと、
こういった体験の提供が、私が理想とするゲーミフィケーションの形の1つです。

また、昨今では上記のゲーミフィケーション×「SNS連携」モデルの事例が多く、コミュニケーションツールと連携することにより、ゲーミフィケーションの効果を最大限発揮する取り組みが可能になります。

例えば以下のようなものが当てはまります。

・コミュニケーションアプリ「LINE」と連携し、ゲーム内で行なった出来事をLINEトークとしてユーザーに送信することで、通常よりも格段に高いリテンションの効果を発揮。
・Twitterと連携することにより、1,000RTなど大量の露出が無償で行なわれるなど、ゲーミフィケーションの取り組みの拡散として活用。



理想と現実


ゲーミフィケーションを用いた取り組みは非常に斬新であり、他社との差別化になる強みの1つではありますが、
CSRの観点や企業ブランディングの側面が強い取り組みも多くある中で、費用対効果の面から投資に対する決断が難しく、なかなか実現しづらいのも事実です。

しかし、昨今では流入に伴う施策や課金を狙った取り組み、ブランディングにおいてもデジタルでの効果測定など、結果が目に見えやすくなってきています。

通常、ハイクオリティなゲーム開発には、数千万円後半~数億円単位の費用が必要になります。
大容量のアプリゲームなどは10億円以上かかるものも多く、それと比較すると安価ではあるものの、この規模の投資は容易ではありません。

これまでやり取りさせていただいた各企業の傾向からも、コストが懸念となり参入に踏み出せないという課題は多くありました。



「GameBox」


そんな中で弊社の企画チーム×開発チームが協力して作り上げたものが「GameBox」でした。

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「高いクオリティの王道ゲーム」
「選べるデザイン」
「LINEと連携可能なシステム」
「デザイン変更を簡単にする管理ツール」

この4つのテーマを元に開発を行ない、企業オリジナルのゲームを”安価”かつ”ハイクオリティ”で提供することを可能にしました。
また、前述にもあった”SNSとの連携”を簡単に実現できるシステムも搭載しています。

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通常このレベルのゲーム開発においては数千万後半~億単位でかかるところ、本サービスを利用すると無償~数百万円で制作することが可能になります。
自社オリジナルのキャラクターを主人公にすることも簡単にできます。

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このサービスの最も優れている点が「管理ツール」です。

聞き馴染みのない方もいらっしゃると思いますので、少し丁寧に説明しますと、通常では

管理ツール=「ゲームを運用する上で、数値やユーザーの情報を確認するためのツール」

を指しますが、
GameBoxの管理ツールは通常の管理ツールの役割を大きく超え、ゲーム内の設定や告知の掲載、デザインの変更まで行なえます。

つまり、デザインやゲーム内設定変更をデザイナーやエンジニアなしで行なうことが可能になります。
これに伴い、高い運用コストが必要なゲーム運営において、運用コストの大幅な削減に繋がりました。

また、管理ツールからSNS連携も簡単。
LINEのトークラインへの通知設定などもタップするだけで設定できます。

現在は箱庭ゲームをメインとして提供していますが、
パズルゲームや育成ゲーム、スポーツゲームなど様々なゲームモデルも展開。
これらにより、希望を満たすゲームが必ず見つかります。


最後は紹介になってしまいましたが、
費用が懸念でゲーミフィケーションにチャレンジできなかった企業様はぜひご相談くださいませ。

またGameBox以外にも、ゲーム企画力には自信がありますので、
気軽にご相談、また是非ブレストにもご一緒させてください。


ありがとうございました。