セガのグループ会社、セガ エックスディーについて、皆さんに知ってもらいたくて、社長自ら語ります。
株式会社セガ エックスディー 代表取締役社長 執行役員 CEOの谷です。
今回は、セガ エックスディーのことをより多くの方に知っていただく機会になればと思いまして、様々な切り口でセガ エックスディーのミッション、ビジョンについて紹介して、多くの人にセガ エックスディーについて知っていただきたいと思いnoteを書きました。
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■ セガグループの中でのセガ エックスディーの役割
セガ エックスディーはゲーム会社の「セガ」(https://www.sega.co.jp/)と大手広告代理店の「電通」(https://www.group.dentsu.com/jp/)を株主とするジョイントベンチャーです。(正確には「株式会社セガ」と「株式会社電通グループ」になります)
現在はゲーミフィケーション※をコアメソッドとし、エンタテインメントビジネスで培ったナレッジを、企業や社会のあらゆる課題に掛け合わせることで解決しています。
※ゲーミフィケーション:ゲームのメカニズムを非ゲームの分野に応用することで、ユーザーのモチベーションを高め、その行動に影響を及ぼすこと。
セガのグループ各社では、娯楽としてのエンタテインメントを様々な形で提供しています。
エンタテインメントは人を楽しませるものですが、エンタテインメントの力はそれだけでしょうか?
近年では社会課題の解決にゲームやそのノウハウが広く活用されています。
セガグループの中におけるセガ エックスディーの役割は、ゲームやエンタテインメントが世の中の役に立つように、課題解決の手段として提供することです。
また、人を楽しませるだけでなく、課題解決によって、様々な企業や業界との接点になるというのもセガ エックスディーの役割だと理解しています。
■ セガ エックスディーが目指すもの
セガ エックスディーのミッションは『「衝動」で課題を解決し、人々を幸せに』になりますが、エンタテインメントの力を「衝動」という言葉で表しています。
「衝動」とは、人の心を突き動かすこと。
私たちは、人々を幸せにするために、常に人の心に耳を傾け、人に驚きを与えること、人に感動を与えることを大切にしてきました。
これまでのエンタテインメントビジネスのナレッジやアセットを、企業や社会の課題解決に応用することで、社会をより豊かにし、人々が毎日笑顔で楽しく過ごし、明日に希望をもって暮らせる、その様な幸せな世の中になることを目指していきます。
また、セガ エックスディーのビジョンは「X-tainment Company」になります。
企業や社会が抱えるあらゆる課題に、ゲームづくりで培ったエンタテインメントの力を掛け合わせることで解決していくという想いが込められています。
想像してみてください。
世の中のあらゆるものが、「つまらないもの」「面倒なこと」が「楽しいこと」や「やりたくなるもの」に変わったら、どんなにステキなことか。
セガ エックスディーはそんな世界を目指しています。
■ セガ エックスディーが提供できる価値
昨今デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が叫ばれていますが、一方で、社員や顧客の体験が置いてけぼりになってしまい、デジタルツール等の手法論に終始してしまうケースは少なくありません。
「DXとは、新たな体験価値の創造」そのものですが、ビジネスモデルや組織モデルの改革も含め、人を動かす仕掛けづくりが必要不可欠になります。
人を動かす仕掛けづくりには、機能的価値のコモディティ化と差別化の重要性の高まりから従来実践されている戦略からの落とし込みによるサービスデザインだけではなく、行動経済学や行動心理に基づく体験設計(ゲーミフィケーションの考え方)が求められています。
いくつかある当社のメソッドの中から一つをご紹介します。
私たちは人間の本質的な欲求を9つに分類し、各欲求を喚起する手法をそれぞれ定義した「ゲーミフィケーションボード」を活用し、ついやりたくなる体験を設計しています。
そして、それを具体的なサービスや機能へと落とし込み、体験価値としてユーザーに提供しています。
ゲーミフィケーションボードは一見情報量が多いのでとっつきにくさがあるかもしれませんが、分類がよく整理されていて、付加したい要素に対しての打ち手の施策が網羅的に表記されているので、新規アイデアや付加すべき要素の検討をする際に、私も業務で使っています。使い方も含めてご興味の方は、是非お問い合わせください。
■ セガ エックスディーの事業について
私たちは大きく2つの事業を展開しています。1つはエクスペリエンスデザイン事業、もう1つはマーケティングプラットフォーム事業になります。
-エクスペリエンスデザイン事業:
ゲーミフィケーションのノウハウを強みに一気通貫で企業課題・社会課題を解決します。事業戦略立案、企業ブランディングからシステム開発・サービス運営・プロモーションまでトータルでサポートしています。
<事例紹介(一部)>
また、ゲーミフィケーションをコアナレッジとしたCX人材教育プログラム『CX School(シーエックススクール)』も提供しています。
<講義のダイジェストをYouTubeで公開>
-マーケティングプラットフォーム事業:
当社のゲーミフィケーションナレッジを活かして、皆さまの事業成長を支援するオリジナルプロダクトを提供しています。
・GameBox(ゲームボックス):
エンドユーザーのロイヤリティ向上にゲーミフィケーションを活かしたCRMで貢献するプロダクトです。
富士通さまの事例や湖池屋さまの事例などもホームページで公開しています。他にも多くの企業さまに導入いただき、さまざまなマーケティング課題に対して貢献しています。
・NoahAD(ノアアド):
リワード広告(インセンティブ付き広告)によりユーザー体験を向上させ、企業のサービスの成長を支援するプロダクトです。
■ まとめ
今回、セガ エックスディーの役割、ミッションやビジョンについて簡単にお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
ゲーミフィケーションと一言でいっても、そのアプローチ方法は思った以上にさまざまにあるんだなと思っていただけたのではないでしょうか。ゲームやエンタテインメントの社会実装は徐々にその範囲を拡大させています。
近頃は、さまざまな業界の企業さまからのご相談が日増しに増えてきていますが、一方でメディアからの注目も高まってきているように感じています。
最近では、MarkeZine(翔泳社)や販促会議(宣伝会議)、日経デザイン/日経クロストレンド(日経BP)などからも取材をいただき、ゲームUXを活用した体験設計のニーズの高まりを感じます。
そのお陰か、最近は色々な業界から優秀な人材が集まり、より魅力的な会社になってきたと日々感じています。
繰り返しになりますが、我々のミッションは『「衝動」で課題を解決し、人々を幸せに』です。よって、より多くの人々が、今よりもっと笑顔で幸せを感じられる世界をつくるべく、我々は成長の歩みを止めません。
引き続き、私たちはこれからもエンタテインメントの力=「衝動」で課題を解決し、人々を幸せにできるよう、様々な企業や業界と接点を持ち、課題解決に取り組んでいきたいと思います。
次回はもう少し具体的なゲーミフィケーションのノウハウや事例についてもお話できればと思います。お楽しみに!!
執筆:谷 英高|株式会社セガ エックスディー
株式会社セガにエンジニアとして新卒入社。ソーシャルゲーム事業立ち上げではリードエンジニアとして従事し、後に新規事業立ち上げの開発責任者として複数の新規事業の開発を管掌。スマートフォンゲームの分析基盤の構築・クラウド導入を始めとした社内DXを推進。2016年より株式会社セガ エックスディー(旧クロシードデジタル株式会社)にて従事し、2021年11月に代表取締役社長 執行役員 CEOへ就任。
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