キャラクターづくりで知っておきたい最近の二次元イケメン変遷③
みなさんこんにちは。
セガ エックスディーの高です。
今回は最終回として前回までの大まかなトレンドをふまえながら、実際にどのようにキャラクターづくりをしていくのが良いのか?を考えたいと思います。
目次
・企業課題から生み出すべきキャラクター性とは?
・おわりに
企業課題から生み出すべきキャラクター性とは?
当社で東京瓦斯株式会社様と開発を行った『ふろ恋 私だけの入浴執事』(以下 ふろ恋)では、
第二回の記事の最後にお伝えした「肯定感」を大切にして世界観やキャラクター制作を行いました。
一概に共感できるキャラクターが良い、というわけではありません。
「尖ったキャラクター×豪華な声優」は瞬間的には話題になるかもしれませんが、
二次元のキャラクターは毎年数百人生み出されており、埋もれてしまうリスクもあります。
そのため、そのキャラクター性である必然性や背景があると、より魅力的なキャラクターづくりができます。
狙いが一回きりのPRであるならば、キャッチーさや話題性を喚起する尖ったキャラクターが良いですし、
長期的な取り組みとして、商品を長く愛してもらうための存在にするならば、キャラクター自体にバックグラウンドが必要になります。
さらに大前提として、キャラクターを作る場合にはそのキャラクターが存在する世界観設定があります。
例えば、『ふろ恋』の場合では、解決したい企業課題がありつつ、
「家事や仕事で疲れた人を一日の終わりにお風呂で癒やしてあげるようなサービスにできたら」というビジョンもいただきました。
そのため、先に触れた「肯定されたい」という女性の昨今のトレンドも踏まえ、主人公を徹底して肯定する世界観から作りました。
『ふろ恋』の世界観は、
疲れた人たちを癒やすことを目的とした国家組織「OASIS(オアシス)」があり、そこに所属する入浴執事"フロピスト"達が、毎日がんばって疲れている主人公のもとへ派遣される
…という設定です。
フロピストは5人おり、「元気」「ツンデレ」などといった属性をそれぞれ持っていますが、共通して主人公を肯定してくれる存在です。
(画像をクリックするとキャラクター紹介ページへ飛びます)
そしてそれは、主人公を癒やすことを目的とした組織があるからこそ、キャラクター達も主人公を励まし、肯定する必然性が生まれます。
このように、キャラクターの裏づけとなる世界観に企業の価値観を取り入れられると、より、ただの話題性でない企業ミッションを伝えられる代弁者として存在できるようになると思います。
おわりに
さて、三回にわたって二次元イケメンの変遷とキャラクターづくりについてお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
セガ エックスディーでは、企業様の解決したい課題や、目指すゴールにあわせて、ただの表面的なキャラクター設定ではなく
・ターゲットに即したキャラクター設定
・キャラクターの背景となる世界観設定
まで含めてご提案可能です。
もちろん二次元イケメンに限らず、何か相談したいことがあればセガ エックスディーまでお気軽にお問合せください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
執筆:セガ エックスディー 高
執筆協力:セガ エックスディー 反町